日本の占い
卑弥呼
占い歴史
  • 「占」の意味には諸説あり、「卜」は甲骨の割れ目の象形を表し、「口」は亀甲占いの結果を口述するという意味があり、それが合わさってできたという諸説です。占いは神のお告げという立ち位置でもあったため、お告げの内容は変えられないし、「確定し動かないこと」という意味でもありました。また、他の諸説には、「占(うら)」は、「心(うら)」からきているという説です。
    文献として残っている中で一番古い占いの使い手が、邪馬台国の卑弥呼です。卑弥呼は亀甲占いをして、国を治めていました。

    平安時代に入ると、安倍晴明を初めとした陰陽師が、よく知られる占い師であったようです。陰陽師は現在でも存在していますが、明治3年までは公的な占い機関として存在していました。陰陽道の流れは中国の陰陽五行の思想がもとになっていますが、陰陽五行が日本に根付き、日本独自の発展をしました。中国には、陰陽道の思想はないようです。

    また、邪馬台国時代に卑弥呼が行っていた亀甲占いを現在も行っているのが天皇だといわれています。天皇と神通は、密接なつながりがあり第二次世界大戦の敗戦後1946年、天皇は自ら人言宣言を公表したのは、有名な話です。"天皇を現御神(アキツミカミ)とするのは架空の観念である"と述べたのは、天皇一族は、それまで神道の中で神の一族として祀られていたということになります。神社と天皇と占いは密接な関係がありました。
    これらのことから、ほんのちょっと前までは、日本は占いで国を統一してたことがわかります。


    日本には様々な占い師がいます。また、占い師以外にも拝み屋、いたこ、各土地に根付いた呪術師、シャーマンなどが存在しています。
    また、近年になって日本独自の占いもたくさんできました。
    四柱推命、気学、六星占術、辻占、動物占い、etc。


    神社といえば、お参りして必ず引くおみくじは、代表的な日本の占いです。

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